プロバイダで料金の安いところは、やたら混んでいてつながらないし、つながっても遅くて困りますよね。安い上に定額制(会費固定制)のところは、安さの点では申し分ないのですが、テレホーダイタイムにはめったにつながらないことになります。料金の高いところはすいていていつでもつながるし、速くて快適ですが、「ひょっとしてボラれているのではないだろうか」とつねに不安です。そういった悩める滋賀県在住のあなたに県下のプロバイダの選び方をお教えしましょう。
滋賀県地元のプロバイダとしては「biwaネット」と「びわこインターネット」という2つのプロバイダがあり(まぎらわしいネーミングですね)、これらは入会金がタダで年会費も固定制で安いので、かなりの会員がいると思われます。特にbiwaネットは大津に本拠を有し、県下に6つのAP(アクセスポイント)を持っていますので、大津市以外ではここしか選びようがないことが多いです。これに対してびわこインターネットの方は本社が彦根市で、APは3つしかありません。筆者はbiwaネットにしか入っていませんが、午後11時からの「テレホーダイタイム」以降はほとんどつながりません。少なくとも午前2時ごろまではつながりにくいです。年会費固定で「テレホーダイ」とくれば、朝までいくら使おうが一定料金なわけですから、一度つながったラッキーな人はなかなかヌケテくれるわけがありません。その陰で何人が泣いていることか、「うらみま〜す」ヨヨヨ。とはいえ、最近は回線が増強されたのか、ウェブサーフィンにあきた人が増えたのか(たぶんその両方でしょう)、以前よりはつながる率がよくなっています。夜中はペケですが、昼間はなかなか接続良好です。固定料金ですからあとは電話代の心配をすればいいので経済的ですもんね。
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・長浜・近江八幡 |
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さて、県下にあるAPを一覧表示してみましょう。
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biwa・びわこ・OCN・生協・DTI・InfoWeb・3WEB・BIGLOBE・B-jungle・Hi-Ho・SANNET・Infosphere・JustNet・MAC・MEDIAWARS・MSN・NETFORWARD・NetWave・NIFTY・ASAHI・Respo・So-net・コム・WebJumbo・イマジネット・ぷらら・ろくまつ |
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biwa・びわこ・OCN・生協・DTI・INFOWEB・NIFTY・ASAHI |
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biwa・OCN |
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biwa・びわこ・OCN・Momoたろう・B-junble |
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biwa |
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biwa・OCN・B-jungle |
次に地区別の対策です。
まず彦根市の場合、富士通のやっている「InfoWeb」のAPがあり、三菱の「ドリームトレインインターネット(DTI)」もあります。これらは料金は固定でなく、かなり高いです。しかし、両者ともに一次プロバイダですから回線の品質はbiwaネットやびわこインターネットよりは格段にいいはずです。NTTのやっているOCNも回線品質としてはトップを競うはずです。京都の大学生協のやっている生協インターネットも安くていいですが、会員(特に暇な学生が ^_^;)が多いので速度的にはよくないかもしれません。ASAHI は速度が2400bpsと、一般の28800bpsの 1/12 ですから問題外です。あくまでパソコン通信であって、インターネットはできないと考えてください(大津のASAHIは28800bps出ています)。
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上限3500 |
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今津・水口・長浜の人はbiwaネットに決まりです。
八日市市の場合、「Momoたろう」のAPがあります。このプロバイダは愛知県丹羽郡に本拠がある日本晃伸という会社がやっているようで(なんで岡山じゃないんだ?)、わたしはよく知りませんが安いことは確かです。年額5000円の格安のコースもありますが、8時から18時までの昼時間しか接続できません。残念なことに速度は非公開であり、どれくらい速いのかは不明です。
大津市の人はもっと選択枝が広がります。「biwaネット」や「びわこインターネット」以外にも、「SANNET(三洋)」・「3WEB」・「MACインターネット(マッキントッシュとは無関係)」・「MEDIAWARS」・「WebJumbo」・「Hi-Ho(松下)」・「MSN(マイクロソフト)」などが選べます。推定ですが、これらのうちでは「Hi-Ho」と「MSN」が最上流(特別二種)で回線の規模が大きく、良好な接続性が期待できそうです。
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(別コースもあり) |
ただし一年単位 |
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(実際は分単位) |
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まだありますが、これらのうちから選ぶことになりそうです。プロバイダ選びの大きなポイントは接続性と料金の安さです。でもこれらは両立しにくいわけです。料金が安いと設備が(相対的に)貧弱で、会員が多くて電話がつながりにくい、つながっても反応が遅いなどの二重苦にみまわれるからです。料金が高いところは会員が少ないので、つながりやすく反応が速いことが多いです。ただフトコロの減り具合もその分速いということにもなりかねないわけでして。
一般的に、定額制のプロバイダは料金が安いことが多く(高いのもありますが)、そのかわり接続性がいまいち。従量制のプロバイダは(NTTへの料金が一定のテレホーダイタイムでもプロバイダに払う金額は増えるので)つながってもあまり長居をする人が少なくて、話中が少ないことが多いです。また、資本力の大きな有名どころが多いために、設備がしっかりしていて実際のスピードも速いといった特長があります。
どれを選ぶかですが、定額制と従量制の両者に入会し、両者のいいところを使い分けるのがベストと思います。筆者は大津在住ですが、「biwaネット」と「Hi-Ho(3時間以内500円+10円/分 の一番安いコース)」に入っています。「biwaネット」が使える時間帯(早朝〜昼間)には「biwaネット」を、使えない時間帯(夕方〜深夜)は「Hi-Ho」を使用しています。でも友人の話では「MEDIAWARS」はかなり快適なようで、ここはこれ一本でもなんとかいけているようです。
上記のAPのある地域以外にお住まいの方は、「biwaネット」か「びわこインターネット」に市外通話料金を払ってつなぐしかないことが多いと思います。SANNET には「おとなりエリアサービス」というのがあって、大津の隣接区域では月300円(もしくは500円)をSANNET に余分に払えば、電話料は 3分10円のままになります。どうやらNTTでなく第二電電を利用するサービスのようです。大津のおとなりエリアは以下のとおりですから、この地区の方は考慮されてはいかがでしょうか。
今津(0740-2x〜3x) 水口(0748-6x〜8x) 八日市(0748-2x〜5x)
京都(075-2x〜9x) 園部(0771-6x〜8x)
宇治(0774,07745,07746,07747,077476,077478,077482,077486,077488,07749)
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