2017/08/31(木)トロッコ問題

トロッコ問題

スタンダードなトロッコ問題はこんな感じです。

線路を走っているトロッコが制御不能になりました。このままでは前方で作業中の5人がトロッコに轢かれてしまいます。
このときあなたは、線路の分岐器の近くにいました。あなたが分岐器のレバーを引き、トロッコの進路を切り替えれば5人は助かります。
ところが、もう一つの路線にも1人作業員がいるため、代わりにその人が轢かれてしまいます。
どうしますか。

解法

これも例の解き方で解けますね。

1人の命の重さをαとすると、5αとαのどちらが大きいかという問題になります。
差し引き 4αですから、これがゼロより大きいので 5人のほうが尊いわけです。
これがスタンダードな考え方。
命が大切だって言うなら多いほうが大切に決まってしまうのです。

4αがマイナスとおっしゃる人は 1人のほうが尊いというわけですが、それはαが負つまり命の重さ自体を否定している(人の命は負の価値しかないと考えている)ってことでもあります。
だからスタンダードではない。大量殺人の方を好む変な人ってわけです。
もう一つの路線にいる 1人が時間魔法の使い手で、すべてを元に戻せるのなら別ですが。

私の解法

私の回答は、「分岐器を真ん中のポジションにして、線路に石を置いてトロッコを脱線させる」ですけど。

2017/08/30(水)大腸菌の本来の意義

最近は O-157 を始め、病原性大腸菌がよく報道されますね。

我々が大学生のとき(40年近く前)に学んだ細菌学の教科書では、大腸菌には病原性があるとはほとんど認識されていませんでした。

うろ覚えですが、大腸菌の項目には、「本菌の臨床的意義は少ないが、研究用途には扱いやすくポピュラーによく使われている」と書いてあったと思います。

でも一番大きな意義は「衛生学的に糞便汚染の動かぬ証拠」だよと書いてありました。

「あの店で O-157 の患者が出た。俺は別の日に行ったけど大丈夫だった」と喜んでいる人がいますが、「あなたも糞便を食わされていた可能性があるのですよ」とつっこむ人があまりいませんよね。

まあ、最近は大腸菌ではないですが、同じく腸内細菌の「ヒト由来の乳酸菌」を謳う薬があり、私などは大丈夫かと思ってしまうのです。

2017/08/29(火)ドアの前では意志を示せ

東京のように殺人的な通勤ラッシュではないですが、関西ローカル線でも朝夕の通勤時間帯には結構混み合ったりします。

ドアの近くでドアの方を向いてぼけーっとしている、あるいはスマホをいじっている人がいて、駅に到着してドアが開くと後ろの人に押し出されるのをよく目にします。
本人は最初の数秒抵抗しようとしますが、そのまま一度出てまた乗り込むことが多いようです。

なんで、ドアの方を向くかなー

後ろの人は きっとこの人も降りるよね と思っているはず。
進行方向かその逆 あるいは反対のドアの方を向いていれば、後ろの人も押したりせずに 脇を通り抜けようとするはずですよね。

何年も何十年も毎日電車に乗っていて、そんなことにも気づかない。
きっと仕事もできないサラリーマンなんだろうなと思ったりします。

2017/08/28(月)人1人の命の重さ

昔ある政治家(福田赳○)が、ハイジャック犯に人質をとられたときに

「人の命は地球より重い」

と述べましたが、間違っていますね。

地球にはこの人質を含めたすべての人命が乗っているのです。

人1人の命の重さをαとし、人質の人数をm人、地球の人口をn人とすると、福田赳○は、

mα>nα

と言ったことになります。これを解くと、

(n-m)・α<0

ということになり、n-m は数億単位の正の数ですから、αは負だということになります。

つまり、福田赳○は

「人の命なんて無価値どころかマイナスの価値・・・有害なもの」

と言ったに等しいわけです。

違うかな?

2017/08/27(日)24時間TV

某放送局で、恒例の24時間TV をやっています。観ていないけど。

チャリティと言いながらも百田尚樹氏の『大放言』にいかに醜悪か書いてありますね。

2013年に製作費 4億2千万円に対して CM収入が 22億2750万円であったとか。ほかの情報筋からの話では、司会のギャラは 500-1000万円、マラソンランナーのそれは 1000万円。

いかにテレビ映えする身障者を見つけるか、など醜悪のきわみ。

海外ではオール無償が当たり前。

日本ではチャリティではなく、茶利低(茶番で利権だらけの低俗)番組と履き違えているようです。

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