2017/10/29(日)日本の土地私有

日本の不動産が私有できるというのは幻想ですね。

不動産は英語で real estate といいますが、この場合の real は「王様の」という意味です。
海外でも王様の資産なのです。

日本でも土地を買えば地代を払わないといけません。え、払ってないって?
日本では固定資産税というのですよ。
これを払わないと国に取り上げられます。
そのときに不動産の本当の持ち主がわかるわけです。

2017/10/27(金)新築プレミアムの意味

すぐ近くに建ったマンションが全然売れていません。結構高いからですね。

さて、不動産の価格ですが、新築は時価(ほんとうの価格)よりだいぶ高いのです。この差を新築プレミアムと言います。

売価=時価+新築プレミアム

売価は売主希望価格と申しましょうか。ほんとうの価格(時価)より数百万円くらい高いのです。

新築一戸建て 5000万円を買いました。でも本当は 3500万円くらいでしか売れないのです。
え、銀行のローンは 4000万円貸してくれたから 4000万円だろうって?
甘い。
銀行がほんとうにこの物件に 4000万円の価値があるとしたらノンリコースローンでも貸せるはずですが、銀行はほんとうはそう思っていないのでリコースローンになっているのです。

ということで、新築の物件はそのまま買ったらだめ。
数年で手放さざるを得なくなったかわいそうな人(収入が減ってローンが返せなくなった+新築プレミアムを払ってくれた、2重の悲劇を背負ってくれたかわいそうな人)に捨て値で売ってもらいましょう。

2017/10/26(木)自分へのご褒美

なにかを頑張った報酬として、自分へのご褒美をよく与える人がいます。

他人からもらうのならともかく、自分で買うのは愚の骨頂では?

どうせいつか買う羽目になるものなら、なにかを成し遂げてから買うというのは意味があります。

でもその予定もなかったものを無理やり買うのはムダのムダですね。

「よくやった」と自分を励まし、ゆっくり寝るのが一番のご褒美かも。

2017/10/25(水)「金持ち父さん貧乏父さん」は読むべきだけど真似しちゃだめ

「金持ち父さん貧乏父さん」は読むべきです。

大きな理由は、働いて時間分の給金をもらうという概念から、働いて成果分の利益を得るという概念にステップアップするためです。

だけどこの本に書いてある不動産事業を日本で真似しちゃだめです。

日本は人口が減っている、住宅ローンがノンリコースローンではない、税制がアメリカのようには優遇されていない、など不利な点が山ほどあるからです。

私は1987年から家主をしています。
当時の税制は緩く非常によかったのですが、今はおいしい点はすべて潰されたため1件を残してすべて売却しました。

不動産業をするならただ貸すだけでなく、プラスアルファの工夫が必要です。

2017/10/24(火)貨幣と紙幣の違い

貨幣と紙幣の一番の違いってなんでしょうか。

それは貨幣はその国でしか使えないということです。
コインは両替してくれないでしょう。だから外人は空港のガチャで100円玉を消費するんですね。

つまり、貨幣は地域通貨なんです。

例外は江戸時代までの日本。明銭(明の硬貨)を輸入して使っておりましたでしょう。

もう一つ大きな違いがあります。

現在の日本では貨幣と紙幣とは発行所が違います。そんな表面上の違いではなく・・・

紙幣は日本銀行券として国債を買い取る形で市場に出ますが、貨幣は政府の資産としてスタートします。

紙幣は買い取る国債がないと発行できませんが、貨幣には自由に発行でき、自由に使いみちを選べるという大きなメリットがあるのです。
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