別の名をあなたに・・・

　ん、あなた何モジモジしているあるか？　え、メール転送サービスがどんなものか知らない？　それはある意味では幸福なことかもしれませんね。実はこれは好きな名前のメールアドレスをもらえて、そこに来たメールを自分が実際に使っているメール用のサーバー（普通はプロバイダないしパソコン通信のホストが所有している）に自動転送してくれるというものです。うーん、わかりにくいですか？

　たとえばあなたがパソコン通信のニフティに入っているとしましょう。最近はニフティも便利になり、インターネット経由でのメールも扱えるようになっていますよね。これはニフティのサーバーもインターネット用のアドレスを取得しているためで、ニフティの会員番号にニフティのサーバーのアドレスを＠でくっつけたものをインターネット上でのメールアドレスに使用できます。たとえばわたしは GAA00717@nifty.ne.jp というアドレスでインターネットメールが受け取れる／投函できるのです。ただし、ニフティから「外に」出す時はニフティのメールサーバーに「海外便」だよということを知らせるために先頭に「INET:」という印をつけなければいけませんが。

　さあ、ニフティに入ればインターネットの世界にも顔が利くようになりました。メールのやり取りを始めます。楽しい。でもあなたには気になることができます。お友達はみんな、 eva-1@janborg.or.jp だとか kitarou@medama.or.jp だとかカッコイイ「名前」を持っています。まあ中には myamada@bakata-u.ac.jp などの「名前の先頭の一文字」＋「名字」＋「＠所属組織」の堅苦しいヒトもいますけれど。そうら、あなたは「GAA00717」などの無味乾燥・意味不明・支離滅裂の数字で呼ばれる／指定されることはだんだん我慢がならなくなってきます、でしょ？

　そこでメールアドレスを新たに取得して、ここへのメールはニフティのメールサーバーに転送するように設定するだけで、あなたはもうインターネットの世界では GAA00717@nifty.ne.jp さんではなく、「好きな名前＠会社名.or.jp（またはco.jpなど）」になれるのです。おおっ、華麗なヘンシン。「＠」の後は普通はそのサービス会社の名前が入りますが、「＠」の前には基本的に好きなものが自由に選べます。ただし先に使っている人がいなければの話ですがね。企画屋さんなら、会社名のところがclub名やoffice名になりますので、 luke-sky@starwars.club.co.jp さんが使えるかも。それとも c3po@starwars.club.co.jp や r2-d2@starwars.club.co.jp のほうがいいでしょうか？　エッ、フツー、ハンソロってか。

　このサービスの便利なことはプロバイダやパソコン通信を乗り換えても、転送先を変更するだけで新たに取得したカッコＥ〜アドレスはそのまま使えるわけです。ただし、パソ通やインターネットプロバイダから完全に脱退して転送先がなくなってしまうとメールは宛て先不明になってしまいますが、これは郵政省のメールでもいっしょ（転送先不明）ですよね。

　メール転送サービスはいくつかのプロバイダで行われており、月100円〜1000円程度の料金で請け負っているところがほとんどですが、上の「企画屋」さんは今のところ無料です。将来有料になる可能性はまったくないわけではありませんが、そのときはそのとき考えればいいでしょう。他の業者と違い、「＠」の後のサイト名のバリエーションは桁違いに豊富ですしね、とてもオススメです。

　それ以外の無料の業者としては、海外になりますが bigfoot.com があります。ここは個人情報のディレクトリサービスをやるためにその情報を集める手段として無料で行っているようです。個人情報のディレクトリサービスとはメールアドレスと実名とが登録された「電話帳」のようなもので、コンテンツを調べる Yahoo とは違い、ある人の名を入力するとその人のメールアドレスを調べてくれる（あるいはその逆）ものです。実名を明かすことに躊躇しない方にはいいかも。いまならまだ quantum@bigfoot.com や bigbutt@bigfoot.com （うーんアヤシイ）・ m-jordan@bigfoot.com ・ g-baba@bigfoot.com （すでに死んでいる？）などが手に入るかもしれません。興味のある方は覗いてみてくださいね。

　あ、今日も落ちがない　^o^;

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