うちでは2羽のセキセイインコを飼っています。ところで、「セキセイ」とはどういう意味かご存じですか?
答え:なんと日本語です。「背黄青」と書きます。つまり背中の羽根色が黄色と青色ってこと。原産種は緑と言われています。緑って青と黄の混合した色でしょ。 昔の人は一所懸命、原産種の緑から交配によって黄色の系と青色の系とに分離したのです。それで今見られる普通のほとんどのインコの色は「黄」と「青」の2色の色素が混合されたものなんです。青色の系は日本で作られ、ほかの色のものより体格は小型のようです。セキセイインコには羽根の色がずいぶん違うものがありますが、種としては1つなんですね。ところで、原産地はご存じ?
これは当家の「幸せの青い鳥」ポッチくんに答えていただきましょう。ポッチくんは人語を解します。はいどうぞ。
答え:「オーストラリアっす。そこじゃ、あっしらは日本で言うと雀みたいなもんす。え、あっしですか、あっしは近江の生まれっす」 じゃ、セキセイインコの特長は? 「丈夫、賢い、安い の3拍子そろっていることっす」 ありがとう、ポッチ。じゃ、わたしこと人類が補完しましょうね。インコのいい点はポッチの言ったとおり、少なくとも3つはあります。
まず「丈夫」なこと。 オーストラリア産とはいえ日本の寒さ程度は耐えるので、戸外の巣箱で飼っている人もいます。でも直接の寒風は避けてくださいね。 飛ぶ力は強いので、広いところに出してやると喜んでビュンビュン飛びます。 もともと集団を作って仲良く住む習性があり、1羽で飼わない限りはなかなかストレスもたまらないようです。カップル(ときどき同性のことがありますが)は特に仲良く、しょっちゅうクチバシを合わせています。欧米でkissingbirdと呼ばれるゆえんですね。寿命も10年ちょっとと、かなり長めです。
次に賢いこと。 生まれたばかりのヒナをうまくしつければ手乗りになりますから。楽しいですよ。手乗りでない鳥なんか文字通りただの「かごの鳥」ですが、手乗りにすることにより真の「友達」になれます。それに言葉も覚えます。これが楽しい。意味もわからずにしゃべくりまくります。うちのポッチくんは午後11時くらいになって少し眠くなってきたころに絶好調となります。今も後ろでしゃべくり漫才しています。Y^^Y 最近は言葉だけじゃなく、わたしが「バイバイ」とか「パタパタ」とか言って手を振ると、翼をはばたくようになりました。両手を左右に広げ、右手をはためかせるとポッチは左の翼を、私が左手なら右の翼をパタパタ・・・ うーん、楽しいっ!! インコ通の方がおっしゃるには、オカメインコの方がセキセイよりは概して頭がいいそうですが、頭が良すぎるのか「甘えた」でむちゃくちゃ手が掛かるそうです。だいたい自分をトリだとは思っていないそう。
最後に安いこと。 うちの天才ポッチくんは売れ残りだったようで、780円で買われてきました。うどん1杯くらいの値段ですね。おまえはほんとにエライ。 しゃべらないくせに大食い(うちのヨメは駄鳥といいます。おそらくメスか!?)のシャトレーゼ(愛称シャトちゃん=上の写真)は1980円もしましたが、ほかの大型インコなどに比べると1/5〜1/10くらいですよね。エサも1ヶ月に数百円(安いところで買えば300円しません)ですみます。なんて安上がりなんだ、おまえらは!! ウルウル。お父さんは涙が出るぞ。 最近、パソコンの中で飼うバーチャルペットソフトでも鳥(インコ)のものが2つありますが、高い方は2万円以上もします。ほんとうの鳥ならカゴ代を入れても5千円くらいですみますのにね。数羽のインコでもそんなに大きなカゴは必要ないので、中くらいのカゴを買っておけばあと3羽くらいまで追加投資は要りません。安いっ!安いっよッ! そこの人、あんたも買いねえ!そして私とデジタルインコ倶楽部をつくりましょう。
|