珈琲人たち(1)

1998年3月10日


 


 題名は「こいびとたち」と呼んでくださいね。じゃ、始めます。

 ペルー・ガテマラ・コスタリカってご存じですか。え、国名だって、そうですね。じゃ、 バリ神山・グァテマラ=アンティグァと続くとどうです。うーん、山の名前になっちゃたですって、そりゃそうでしょう。い、いえ、馬鹿にしているわけじゃ・・・ じゃ続いて、キングオブサントス・スーパーマンデリン、これでわかりましたか。そう、コーヒーの豆の種類ですね。え、題名見てりゃわかるって?

 で、上のコーヒーの名前はわたしがこの一月で口にした種類のものなんです。今、平均すると一ヶ月にコーヒー豆を1.5kgほど買込んでいます。カップに換算すると一日にだいたい6杯くらいでしょうか。朝食時に2杯、昼食後に2杯、帰宅して2〜3杯てなところです。胃潰瘍の既往があるのでミルクは必須で、おまけに甘党ですので砂糖も4gほど入れます。え、情けない? その代わりと言っては何ですがコーヒーは濃い目にしています。濃厚な熱いやつをガブガブと飲んで頭も芯からすっきりさせるのが、毎朝の日課です。

 朝2杯飲んで電車に乗ると頭はすっきりして、何か無性に読みたくなります。ええ、わたしは少し活字中毒のケがあるのです。電車に乗っている時間は駅での乗換えを含んで合計30分ほどですが、この時間で医学雑誌なら日本語の文献で5〜7編、英語の文献でも3〜4編は読めます。無論、文庫本読んだりすることもあります。周りを見渡すと眠っているのは理解できますが、ボーっと前を向いて立っておられる方など何をしておられるのでしょうか。活字中毒のわたしは朝はコーヒーのおかげでチョベリグ(死語)な読書タイムです。

 昼食後は職場のみんなと飲みます。病院には「いきなりコーヒー」というコーヒーメーカーを持っていっています。変な名前? でも機能はチョベリグ(やめんかぁ)です。実は生豆を焙煎してくれるのです。もちろんそのあと砕いてお湯をかけてコーヒーをいれてくれます。全自動。それでも15分ですから、普通のコーヒーメーカーをそんなに変わりませんね。
 生豆から煎るため、あたりには強烈な芳香が立ちこめます。これに引き寄せられてみんなやってきます。生豆から煎るからかどうかわかりませんが、見かけは濃厚なのに口当りがさわやかです。酸味の強い豆でも「酸化した嫌な味」にならずにあっさりとした旨味になります。なぜだかよくわかりませんが、とにかくうまいっす。ええっす。最高っす。豆の種類でも煎り方の程度で全然違った味になるのが、奥が深いですね。

 帰宅するとだいたい午後10時前なのですが、それから遅い夕食を食べ、そして夜のコーヒーです。ほとんど一人で飲みます。ペルーかコスタリカかモカマタリが多いですが、10回に1回くらいはカミさんが「うまいのちょうだい」と言いますので、そういうときは最近は「バリ神山」にします。

 で、しばらくコーヒーにまつわる話をしようかと思っているのですが、本日はさわりとしてこのへんでやめておきましょう。ちなみにタイトルは某SF小説から執っているのですが、「珈琲人(こいびと)」という当て字はうちの近くにあるサテンの名前から拝借しました。結構しゃれている名前だと思っているのですが、日本全国どこにでもあるのかもしれませんね。

珈琲人: 大津市坂本 京阪電車坂本駅から東へ20歩

珈琲問屋

Yahoo!

 

ホームページへ      Eメール