珈琲人たち(3)

1998年3月26日


 


 ペルーっていう豆は小粒で酸味がほどよくあるのだけれど、深煎りすると味にすっごく深みが出て、ン・マ・イ・・・ あ、失礼。本日はコーヒーの買い方講座をえらそうに一席ぶってみることにしましょう。


 大学生のころは大学生協で焙煎済みの豆をその場で砕いてもらって、サイフォンやパーコレーター、コーヒーメーカーなどで楽しんでいました。砕かずに煎り豆のまま買ってきて家で手回しミルでガリガリやったこともありました。でもしんどいので半年ほどでやめましたが(5分はかかります。夏の京都でクーラーかけずにあんなことできませんで)。その頃から結構、サイフォンなど器具には凝っていたのですが、肝腎の豆にはあまり気をつかっていませんでした。当時はそれでも「袋入りなんか買えるか」といっぱしの通ぶっていたのですが。

 高校生の頃からマンデリンのファンだったのですが、困ったことにマンデリンは人気がなく(知名度がなく)売れないので、店頭ですでに古くなってしまっているものが多かったのでしょう、残念ながらあまり旨いものにはあたりませんでした。マンデリンは当時でも100gで320円ほどしました。学生にとっては高級ものですから、それでまずいとブチキレテしまったのです。

 え、マンデリンって知らない? そうですか。インドネシア産の酸味のない渋味(苦味)だけの豆ですが、ジャワロブスタほど苦くはありません。そもそもマンデリンのファンになったのは、田渕由美子さんのマンガの中で主人公の弟が

「あ、マスター、おれ、マンデリンのストリート。うんと濃いやつ」


というセリフをしゃべっていて、それが気にいって飲み始めたというのがそもそもなのですが、やっぱりヘンですかね。

 さて結婚してからは豆はカミさんに買ってもらっていたわけですが、スーパーで買うので小川珈琲とかUCCとかのブレンドの真空パックが主でして、今から考えると人生の貧しかったこと。今から思うと涙が出ます。現在、私は大きく翔び立ちました。珈琲問屋さんとの出会いによって。ということで、豆は「珈琲問屋」で買うのがベスト。一般名詞じゃなくてお店の名前ですよ。この前もここでモカマタリを買ったのですが、そのうまかったこと。今まで買ってきたモカマタリはいったいなんだったの? というくらいのもの。

 こことのつきあいはすでに1年になりましたが、珈琲だけで75種類の豊富な品揃え(紅茶もあるデヨ)、安さ、送料無料(消費税も3%のころはサービスしてくれたのですが)、料金後払い(手数料の安い郵便振替)などなどの細やかな心配りもうれしいですが、なんと言っても秀逸なのは、注文を受けてから好みの深さに焙煎して、好みの細かさにグラインドしてくれるという通好みのやり口です。焙煎してから何日もたっている豆を飲んでいた今までのあの時間はなんて無駄だったんだろうと目からコンタクトレンズが、いやウロコが落ちました。
 上記のHPでその月の特別提供品があるのですが、これもうれしいです。先ほどの「
バリ神山(これホントにうまいです)」もそうですが、通常のメニュ−にないものがときどき出ます。「アレキサンドライ」も特別品でした。今月(98年3月)のお薦めには「プリマベラ」が出ていますよ。かなりの珈琲好きでもこれらの逸品は飲んだことはないのではないでしょうか。
 え、飲んだことがある? それじゃとっておきの話。トドメはここでしか買えないコーヒーメーカー「いきなりコーヒー」。
なんと生豆からいれてくれるコーヒーメーカーです。生豆と水をセットしてスイッチオン。待つこと15分。焙煎の香り(これは大豆なんかを煎るのとほぼ同じニオイ)とその後に続くコーヒーの香りとであたり一面珈琲好きには桃源郷に変わります。そしてその味わい・・・・深みがあるのにサッパリ。いやあ、毎日の楽しいこと。ゴクラクゴクラク。
 この「いきなりコーヒー」はなんと
9800円という特価価格でお一人様1台限りで頒布中です。値段は特別値引き中ですので、通常のコーヒーメーカーを買うくらいならこれを買うべき。次元の違う美味さ。でもこれは珈琲問屋さんのホームページからあることをしないと購入権利が得られないのですがね。フフフ。珈琲好きはがんばってみるべし。

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