急性腎盂腎炎（続き）

またまた別患者（体動のため画質不良）
やはり区域性 segmental の造影不良域が多発しています。

急性腎盂腎炎の解説

急性期腎盂腎炎は中年女性に好発。
蠕動運動の低下による非閉塞性の水腎症が見られることもある。
２割ほどが腎腫大を呈する（両側性も片側性もある）。
炎症細胞浸潤とそれによる血管攣縮のため、腎葉に一致した単発性
または多発性の楔状低吸収域を認めることがある（ＵＳでは低エコー）。

慢性腎盂腎炎では腎杯の棍棒状拡張とそれに対応する部位の皮質の菲薄化が
認められる。特に上腎杯と下腎杯とに接した皮質の萎縮性変化がよく見られる。