小野リサ
ミニーナ
ブラジルのサンパウロで生まれ、日本人初のボサノヴァシンガーとして高い評価を得ている小野リサ。89年『カトピリ』、89年『ナナン』をMIDIからリリース、そのユニークな才能と魅力で多くのファンを獲得した。 本作は、彼女の移籍第1弾だ。前2作同様、本場ブラジルのミュージシャン、アレンジャーを起用して、リオ・デ・ジャネイロで録音された。得意のボサノヴァを中心に、サンバ、ショーロ、ジャズなどを織りまぜ、前2作をしのぐ、バラエティに富んだ内容になっている。聴いていると、うららかな気分にひたれる1枚だ。(池端まゆ)