00.04.08(土)

 

 「粟田口の狂女」(滝口康彦;新潮社文庫)を読みました。歴史小説の短編集です。主に徳川と豊家の戦いを島津家久、大野治長の娘葛葉、神保長三郎、本多忠朝、坂崎出羽守、宍戸元続、羽柴国松丸などの人物から書いた力作です。しかし、この本での家康ってやなやつだわ。恩賞を与えるのがもったいないので、自分の家来を戦場でわざと殺すように差し向けるのだから。策略を相手だけに向けるだけではまだ足りないのねん。


 

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