00.07.20(木)

 


     今日は海の日です。木曜日に休みがあるとうれしいですね。ただ土日が休みですので水曜日が休みであればもっとバランスがいいのですが、ゼータクは言いません。ゼータクはすテキだ?

     午前中は長男の夏休みの宿題である「坂本探訪」に付き合いました。
     大津市坂本のまち(坂本は一般的に町名にあたりますが、大津では町をつけません)は比叡山の麓として栄えてきたまちです。歴史の宝庫と言えるかもしれません。ともに坂本城主であった豊臣秀吉・明智光秀との縁も深く、特に光秀は墓があります。光秀は死んだと見せかけて天海僧上になったという説もありますが、その天海僧上が建立した日吉東照宮もあります。一番の要諦は開祖最澄の生誕地であるために比叡山という天台宗の本山があり、その麓に全国の日吉神社の総社である日吉大社(ひえたいしゃとも呼ぶ)が鎮座していることでしょう。この2者の密接な結びつきにより坂本は宿坊を中心にして栄えた「門前町」だったのです。信長の比叡山焼き討ちの影響で一面死体だらけであったときもありますので、霊的には不安定な土地という人もいます。その他、戦国時代の石積み技術職である穴生衆(あのうしゅう)の出身地でもありますし、最澄が中国から持ち帰ったお茶を植えた日本最古の茶園があります。私の通勤ルートはこの茶園の門の前を通っていますので、ここがそんなに重要な畑だとは長い間全然気づきませんでした。今でもお茶が栽培されています。塀はないので誰でも入って摘めます(ただし、警察に通報されても知りません)。
     「坂本探訪」はこの坂本のまちを自分で歩いて歴史を再発見するという宿題で、坂本小学校6年生の夏休みの課題は毎年これに決まっています。やってみると結構面白いですが、子供には興味ないかもしれません。でも、自分のまちですから何人かは面白いと思ってくれる生徒もいるでしょうね。


 

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