01.10.07(日)

 


    ◆読書
     「謎ジパング」(明石散人;講談社文庫)
     明石散人大先生の歴史ミステリ(?)です。邪馬台国は沖縄にあったとか、義経と頼朝は仲がよかっただの、いつものように大いにケムにまいてくれます。漢倭奴国王の金印が亀井南冥の捏造だとかはかなり本当らしいと思います。上杉謙信の飯縄(イヅナ)信仰は有名ですが、ほんとうに空を飛びたかったのかどうか。役行者にあやかった方がよかったのでは。聖一国師(円爾)が宋に留学し煎茶を持ち帰り足久保の地に蒔いたとされるのはウソだと言い切っていますが、この話は初耳。

    ◆東福寺
     長男の運動会で東福寺駅まで行ったので、ついでにカミサンと東福寺に足を伸ばしてみました。さすがに大きな寺です。東大寺と興福寺を見本にして九条(藤原)道家が1255年に建てたので東福寺というそうです。開祖は上述の聖一国師。三門は日本最古で最大です。通天橋は小川をまたぐ回廊で、周囲の紅葉に囲まれたさまはまさに一幅の絵です。ただ今日は残念ながらまだ紅葉が青々としていました。
     庭園にも参りましたが、そこの枯山水はタータンチェックのような正方形に掃いてありました。ちょっとヘンでした。と思ったら他の庭のも同じような正方形のモザイク模様が・・・ 石も四角いし、植え込みも直角に刈り上げています。誰の趣味かなと思ったらパンフレットには昭和14年に重森三玲氏が作ったとあります。なるほどモダーンなわけです。でもやっぱヘンです。


 

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