03.04.13（日）

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◆読書
　「踊る腹のムシ」（藤田紘一郎；講談社文庫）
　昨日の寄生虫本です。
　広節裂頭条虫に関してですが、日本ではサケの一部にマスという名前を付けているので話がややこしくなっているようです。富山のマス寿司に使うサクラマスは実はサケだそうで、日本の広節裂頭条虫（日本海裂頭条虫と呼ぶべきと主張する学者がいます）にかかる可能性があるようです。実際はちゃんと作ったマス寿司なら大丈夫なようですが。
　この条虫も人間が川に直接排便しないと幼虫がサケに感染できないので、日本人に寄生したキヨミちゃんなどは結局子孫を残せないようです。じゃあ、なんでこの条虫が滅びないかって？　その理由はこの本に書いてあります。