05.06.16(木) 

 


     20万と4200ヒット! どうもありがとうございます。

    ◆読影医加算
     ちょっと専門的な話です。病院内の画像診断を病院に常勤する「画像読影専門医」が読むと保険点数が上がるという制度があります。専門医(学会で認定する専門医とは違いますが)でない医師が読んでも読影料は取れるのですが、専門医が読めば微々たるもの(数百円程度)ながら、病院には余計にお金が入るのです。
     これを取るための常勤の「画像診断専門医」は院内のほとんどの写真の読影をしなくてはいけないという取り決めがあり、それまで行っていなかった、つまりは不要な写真の読影までしなくてはいけなくなり、仕事量が飛躍的に増加しています。
     微々たる加算料のために常勤医が病気になったり(過労死したという噂もちらほら)、常勤医をもう一人雇ったりとか(読影加算だけでこの人件費を捻出しようとすると、CTやMRIを年間2万件以上読影しないといけませんが)、まるでカサン狂想曲という音楽が世の中を席巻しているようです。
     こんなことで常勤医は重要な仕事や勉強に使う時間を浪費させられたり、健康を害されたりするのですから、やりきれません。



 

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