05.07.05（火）　

　20万と7200ヒット！　どうもありがとうございます。

◆オーディオ
　今は亡き長岡鉄男氏の追悼MOOK「開拓者」の話です。

　このMOOKに先生の「ナマとオーディオ」という評論が載っています。音楽評論家はもちろんオーディオ評論家の中にも「原音が最上」「原音の再生が目的」とか言う人がいっぱいいます。要するにコンサートに日参しろと。長岡先生のこのコラムを読めばそのバカバカしさがわかります。ナマの音を知らなくても自分が心地いいと思う音を再生することに執着すればいいのです。
　しかし、最近パソコンで「N響アワー」などの音楽番組を録画しているのですが、音だけでなく映像の訴求効果が強力ですから、音はしょぼいスピーカー（アルテック製品ですが）からでも十分楽しめますね。音がいいかどうかという点でなく、もっと高次の脳機能に関するレベルでの話です。ですから記憶にも残ります。「シュタインの頭部はマッコウクジラそっくりだ」とか。この点ではたまにナマのコンサートに行く意味はありますね。