06.01.08（日）　

　22万 4600ヒット！　どうもありがとうございます。

◆読書
　「地価「最終」暴落」（立木信；光文社）

　いちばん面白かったのは「パ・リーグな」という形容詞が乱発されていることです。「パ・リーグな」土地、「パ・リーグな」町、「パ・リーグな」人たちなど。
　昔の「パ・リーグ」の球団は鉄道会社が親会社のものが多く、郊外の土地をニュータウン化してボロもうけしていたのですが、最近はそれらがクズ土地としてふるわなくなったので、さらに奥地を開発して行くというスキームが使えなくなり、とどのつまり球団運営もままならなくなってきたというわけです。私は関西在住ですが、

オレってモロ「パ・リーグ」じゃん

と思ってしまいます。こういう「パ・リーグ」なマイホームをうまく売り抜けて都心（「セ・リーグな」と呼ばれています・・・球場が町の中心地にあるからですね）のマンション（クズ土地に建っていても需要があるうちはクズではない）に移れる人が３ＬＤＫ（Ｄ＝ダブルインカム、Ｌ＝レディー、Ｋ＝公務員、高齢者、子なし）や４ＬＤＫ（３ＬＤＫ＋Ｋ＝勝ち組サラリーマン）と呼ばれていると。
　「パ・リーグな」土地でマイホームを建てても、周りも似たような家が密集。ウサギ小屋に住む虚栄心（バニティ）ばかり肥大したバニーガールならぬバニティガール（娘や妻）が隣と張り合って家計ををどんどん圧迫。

値段を国ぐるみでつり上げたサギ小屋に
う付け いや ウツケを棲まわせばウサギ小屋
の完成ってことですか？