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◆読書
「かぶき大名」(海音寺潮五郎;文藝春秋)
短編集です。表題作は水野勝成の話です。孫が江戸時代にケンカして取りつぶされたので有名ですが、このじいさんも豪放磊落ですね。
「かぶき」というのは歌舞伎ではなく、もちろん「かぶく」から来ています。「傾く」ですね。頭を傾けるような行動という意味から「常識外れ」や「異様な風体」を表すようになったとのことです。「ばさら」にも通じますね。
水野家というのは徳川家の忠実な家臣だと思っていたのですが、どうもそうではなかったようです。元は同格の家で、織田家に臣従していたこともあったが、後から徳川家に屈したということです。ま、徳川家などもともとは乞食坊主の家系ですしね・・・
明の太祖朱元璋も乞食坊主
それはさておき、勝成は豪快な人生を送ります。彼の回りの人には大いなる災難を振りまきながら(彼の勝手な論理で惨殺されたもの多数)・・・
いるよね、こんなヤツ!
向こう見ずのヤツなり!