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◆臓器別画像診断
臓器別画像診断と言う言葉をごぞんじでしょうか。
普通の人は知っているわけがない。
普通の医師も知っている人は少ない。
普通の画像診断医は知っている言葉です。
たとえば、肺の画像専門家は肺の写真しか読影しないのです。
アメリカではごく普通のことらしいです。胸部レントゲンしか読まない(CTは読まない)人が病院に複数いたりします。
日本の病院には画像診断医は1人いるかいないかが普通で、複数いる病院は大学病院を除けば、500床以上の少し大きめの病院の一部です。
そうした状況で、臓器別画像診断なんてできるわけがないですね。
腹部CTには消化管以外に泌尿器や生殖器、骨にも写っているのに
「俺は消化器病の画像専門だから脊髄腫瘍なんて
写っていてもわかるわけがない」
と開き直ったり。
しかし、実際病院に1人しかいない画像診断医が、○○は読めるけど××はわからんという人が結構いるのです。というか全部できる人は非常に少ないですね。