24万ヒット! どうもありがとうございます。
◆映画
「始皇帝暗殺」
昔の角川映画です。と言っても出演者は中国の方ばかり。
始皇帝という人物、悪人に書かれることがほとんどですが、この映画ではなかなか面白い人物に描かれています。
始皇帝暗殺というから、張良や高漸離の話も出てくるのかと思ったら、張良は全然出てこず、高漸離は最後に詩を吟しているだけでした。
ということで、荊軻の話ということです。中国史のなかで燦然と輝く、刺客の中の刺客ですね。
趙姫(この映画では始皇帝の色キチガイの母親のことではありません)が愛する始皇帝と交わした策略を達成するために荊軻に暗殺を依頼するが、始皇帝はその間に鬼のような極悪非道な男に変わってしまった。さあ、どうなる・・・
趙姫を演じたコン・リー(鞏利)が美しい。綾瀬はるかの年の離れていない叔母様といった感じでしょうか。以前、「2046」にでておられました。今年上映される「マイアミ・バイス」にも出演なさるとか。
荊軻が映画の最初で殺してしまう盲目の少女も美しいですね。
始皇帝、荊軻という実在の人物が魅力的であるのに加え、趙姫という架空の人物をからめるのですから面白くないわけがないですね。
ストーリーはなかなか奥が深いので、始皇帝のことを十分知っていないとたぶん消化不良になってしまうでしょう。