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◆シロクマ
氷河期に栄えたほ乳類のエラスモテリウムは角が長く皮膚にも長い毛が生えているサイです。今のサイの倍以上の体重があります。
このサイは温暖化(氷河期→間氷期)によって絶滅しました。
温暖化によって食べ物となる草原がどんどん北に移動し、北には食べられない針葉樹林帯がのさばっているので、十分な草がなくなってしまったからのようです。
現代も似たようなことが起きています。
シロクマはヒグマから進化した寒冷地仕様の種です。シロクマも氷原がなくなってエサ(アザラシなど)が摂れなくなって餓死しています。
さて、こうした場合は、アザラシの身になって考えた方がいいのか、シロクマの身になる方がいいのか、どちらでしょう。食物連鎖の頂点であるシロクマがいなくなれば、下のものはみんなよくなる(?)かもしれないという論調はあまり聞かれませんね。
どこかの軍事国家の場合はトップが早くいなくなればいいのにと願っている人が多いのにね。なんか不思議です。