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◆読書
「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」(武田邦彦;洋泉社)
水素自動車も著者にかかればケチョンケチョンです。
水素ガスは自然界にはほとんど存在しない(もしあったら宇宙に飛び散ってしまう)ので、必要な水素は水を電気分解する(電気が必要)か石油から合成する(さまざまなエネルギーが必要)かしなくてはいけません。
もしその過程で事故などにより水素ガスが空中に放たれればエネルギーの無駄使いですね。
水素を水から電気分解で作ると、それを燃料電池に使っても、作るときに必要な電力以上の電力は得られません(もし作れたら永久機関ができてしまいます)。
ですから水素を得るのには結局石油などの炭化水素を使うわけで、石油削減の効果はそれほどないわけです。
ご存じでしたか?