99.07.18(日)

 

 今日は雨。家族でショッピングセンターめぐり。センター内の本屋で高橋直子さんの「お洋服はうれしい」が文庫化されていたのを見つけてパラパラ読んでみました。なかなか優雅な生活を送られているようです。彼女は作家の高橋源一郎さんの御内室ですが、私とは同じ町内で育ち、小学校・中学校と同じ学年におりました。私は男子校に行きましたからそこでご縁は切れてしまいましたが、我々同級生のあこがれのマトでございました。彼女にはこのほか競走馬(競馬デスネ)に関する愛情あふれたエッセイ集があります(「競馬の国のアリス」など)。これからも頑張っていただきたいものです。

 さて、午前中はひまだったので昨日買った本を読んでいました。

・「鎌倉擾乱」(高橋直樹・文芸春秋文庫) あ、高橋直子かと間違って買ったわけではありませんが、この本を読んだその日に上記の本に出会ったので、不思議な因縁を感じてしまいます。鎌倉に斃れた3人の幕府の要人である、源頼家・平頼綱・北条高時の物語です。頼家は修善寺物語の印象が強かったのですが、この不運な二代目をケレンなく書ききっており、悲惨な最期にある種の清々しさを含ませておられます。

・「歴史の嘘と真実」(井沢元彦・祥伝社文庫) 15年間にわたって種々の雑誌に発表された歴史に関するエッセイを集めたもの。テーマも異なり長短も様々ですが、氏の慧眼が随所に発揮されています。それぞれの話が長編や別の随筆に発展しているのを見ると、小説家というのはさすがにシブトイと思わずにいられません。何事も最後まで仕上げないとダメですよね。自分への警句とします。

・「「超」整理法3」(野口悠紀雄・中公新書) 今回は副題のとおり「とりあえず捨てる技術」についてです。内容についてはあたりまえのことですが、それを実践しておられるという点でやはり氏は偉いですね。真似したいと思います。しかし、氏は「知子の情報」を使ったことがないのでしょうか。コンピュータでのデータ管理は「知子の情報」を DOS 版の V2 から使っている私のほうが早くから活用していたかもしれません。データの活きた保存法というと昔からコレしかないのですがね。

 あ、昨日買った本でまだ読んでいない本が1冊残っています(いっしょに買った雑誌はすでに目を通しましたが)。長編 SF(ホーガン作「仮想空間計画」)なので、ゆっくりと時間をかけて読みたいと思います。


 

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