99.08.12(木)

 

 今日は移動日です。朝食後、2日間お世話になったペンションをあとにします。他の客がペンションのテニスコートで打ち合いをしているのを横目で見ながら、いざ車で出かけました。まずは「白糸の滝」。旧三笠ホテルの前を通って有料道路へ入ります。途中で急に前の車がスピードダウンしたので、なんだろうと思っていると、6匹のサルが道端に出てきてエサをせびっているのでした。1匹は手に長い枝を持っています。まるで暴走族のニイチャンのよう(野猿組?)です。6匹は道路を思い思いに横断するので、車がなかなか通行できません。後で知ったのですが、軽井沢にはクマも出たそうですね。サルはうちの近所の比叡山でもしょっちゅう出ますので、あまりインパクトはありませんでした。どうせならクマのほうがよかった?

 白糸の滝に差しかかると駐車場が空くのを待つ車で渋滞です。通り抜けるだけのつもりのクルマもここで必ず足留めをくらうので気の毒でした。幸い近くがすぐに空いたので、そこにクルマを停め、滝に行きました。ここは以前も来たのですが、さわやかないいところです。滝としての迫力はさっぱりですが、情緒豊かです。でもこの程度の滝は探せば日本のどこにでもありそうですが。それを考えると観光地化した人は偉いですね。

 その後は定番、鬼押し出しですが、実はガソリンがなかったので、国道に出て少し行くとようやくガソリンスタンドが。しかし、なんと1リットル101円。げげ、滋賀県じゃ 82円じゃ。ここのガソリンスタンド、山の中なので少しボッているようです。

 少し戻って浅間牧場に行きました。搾りたての牛乳を飲み、ウサギとヤギにエサをやりました。牧場の端まで歩きましたが、牛は一頭も見えず。どうやらこの道はただのハイキングコースのようで牧場は別の斜面のようです。でもみんな牛が見られると思って歩いているのではないでしょうか。そう思うとすごくハラが立ってきます。

 次は鬼押し出しです。ここは以前にも来ましたが、記憶ではもっと建物は大きかったようです。実物は・・・ それはそうとぐるっと(奥周りじゃなくて)標準コースを歩きました。見上げると浅間山。その麓に黒々とした熔岩が広がり、この鬼押し出しに続いているのです。もし今噴火したら熔岩と熔岩の間に挟まれて「鬼押し花」・・・ ゾゾッ。

 しかし現実には噴火せず、さらに探検隊は浅間に近い火山博物館に。ここは鬼押し出しの奥に入れるのですが、異常に入館料が高いです。ちなみに駐車場の裏の山から(低い柵をまたげば)中に入れます。やる人は見つからないように(コラコラ)。

 その後、浅間とり牧場に。牧場といってもただの鶏舎と運動場があり、その脇に食堂があるというもの。トリが走り回っているのを眺めながらいただく地鶏料理は複雑なお味・・・ 少しカタイのですがよく噛むといいお味。臭みはまったくありません。トリ釜めしと焼き鳥を食べ、裏の養鶏場に。そこで有料のエサを置いてあるので家族で与えて遊びました。お店の人が「中に入りますか?」と聞いてくれましたが、白いオンドリが何羽もいるので遠慮しました。後で訊くと、ここのトリはイサブラウンというトリらしく、なるほどメスは茶色です。オスは白いのですが、日本のオンドリに比べるとおとなしく、人をつつくことはめったにないとのことです。日本のオンドリはヒトを見ると襲いかかってくることが多いですからね(しかも死角から)。いやあ、このイサブラウン、メンドリだけでなくオスもかわいい。でもこのトリをさっき食べたんだよなぁ・・・(ってオレは反省なぞせんぞ)

 その後、農協のやっているミルク村に行きました。ヤギがいました。カワイイ。でも日本の在来種のウサギがいたのですが、その仔ウサギがメチャメチャかわいい。欲しい。欲しいぞ。こんなカワイイやつペットショップでなぜ売らん? 今ウサギブームと言われながら、滋賀県では舶来のウサギを数種類しか見かけません。私は国産信仰者〜、ウサギもぜったい国産さ〜。

 あとは、今晩投宿するグリーンプラザに行きました。昔ここの入口付近には「たがみよしひさ」の「軽井沢シンドローム」に出てくる喫茶店(「ら・くか」のほうだったか「パレオ・パラドキシア」のほうだったか)のモデルになったサテンがあったはずですが、ありません。オレの記憶違い(記違い?)かなぁ。急に大雨になって来たので、そのままチェックインし、露天風呂に行きました。大雨の中で入る露天風呂もまた一興。屋根のある風呂もあって、そこで文庫本を読んでいるヒトがいました。防水加工してなさそだが・・・あの人はいったいダレ?

 夕食はバイキング。死ぬほど食いました。よく寝れそうです。オエ。


 

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