00.04.09(日)

 


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 福岡に住んでいる伯母さんが亡くなったので、「のぞみ」に乗って葬式に行って参りました。伯母はいい人でした。合掌。

 京都を出た後、ひたすら山間のトンネルをくぐって行くのぞみですが、さすがに速い。トンネルのコンクリ片が剥落してきても弾き飛ばすでありましょうが、恐いのはその後の反跳弾となるコンクリ片ですね。角度を変えて窓ガラスを突き破るかもしれませんから。ま、ビクビクせずに行きましょう。

 しかし、売り子のおねえちゃんたちがひっきりなしに通るので、よく眠れません。食堂車があれば、彼女らの攻撃をかわすことは可能なのでしょうが。とはいえ、あっと言うまに岡山に。岡山は四国に行ったときと倉敷中央病院を訪ねたときの2回降りたことがあります。結構な都会です。車中販売できびだんごはあるかなと思いましたがナシ。もももナシ(?)。

 次は広島。こちらの方が岡山より(少なくとも駅前だけは)大都市に見えます。ここから西の新幹線の駅は初めてです。新幹線のなかった時代は結構乗ったものでしたが。車中販売でもみじまんじゅうはあるかなと思いましたがナシ。なしもナシ。列車が動きだしてから MAZDA の看板を探したのですが、よくわかりませんでした。

 また山のトンネル、いやトンネルの山をくぐり、トイレに立って席に帰ろうとしたら「もうすぐ小倉」のアナウンス。え、いつのまに山口県を飛ばしたの。ということは今のこのトンネルが関門海峡の下ってこと? 何の感慨もなく 25年ぶりに九州入りを果たしてしまいました。チョンチョン。博多で降り、鹿児島本線を小倉方面に逆行して福間という駅で降りました。このあたりは平地の中に小山があちこちにあって複雑な地形をしています。小田鎮光のいた蒲池はもっと佐賀よりのようですから、立花宗茂や高橋紹運の活躍した地かな。太宰府にも案外近いようです。

 あとはタクシーで葬式の会場に。久しぶりに従兄弟(と言っても男は4人で女が12人なので従兄弟姉妹姉妹姉妹って書かなくちゃ)と会いました。イトコのほとんどは鹿児島にいるのです(私は父母とも鹿児島出身、私自身は神戸生まれですが)。25年ぶりの人もいます・・・書くと長くなるので割愛・・・伯母と最後の別れをして、母と従姉妹と3人で新幹線に乗り帰りました。残念なのは博多ラーメンが食えんかったことバイ。

 

謀殺 (講談社文庫)

謀殺 (講談社文庫)
滝口 康彦

立花宗茂と立花道雪 (人物文庫 た 5-1) 大谷吉継―「関ケ原」に散った仁将 (PHP文庫) 九州戦国志 (PHP文庫) 島津義弘―関ヶ原・敵中突破の豪勇 (PHP文庫)
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 車中で「謀殺」(滝口康彦;講談社文庫)を読みました。佐賀の竜造寺〜鍋島家を書いた短編集です。鍋島直茂の竜造寺家の乗っ取りがいかに自然になされたかが書かれています。鍋島ってそんなに悪人ではなかったのではないかと再発見できました。でもやっぱり「葉隠」の思想は最低だと思うのですが。


 


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