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「医者の個人生活
366日」(米山公啓;集英社文庫)
元聖マリアンナ大学の神経内科講師の米山氏の本。大学の看護婦と一般病院の看護婦との違いを書いたところに共感。大学病院のナースは気位が高くて仕事に誇りを持っている人が多いのですが、一般病院のナースのほうがよっぽど仕事をよくして、しかも人間的で私は好きです。ま、変人の多い大学病院医師をあしらうためにはそうでなくてはいけないのかもしれませんが。
学会で演者のしていなさそうなことを質問するのが生きがいなヒトたちも話に出てきます。
いるんです、放射線の学会でも。こういう「オレはお前よりもよく知っているんだ」とえばりたい輩が。でもこういった連中の半分はいわゆる耳年増で、ヒトの話を受け売りにしているだけのハリボテ野郎(あるいは女郎)です。実際にやっている者よりも深く知っているはずはないのですが、ハッタリと押し出しだけは十人前ですから、演者のヒトたちも萎縮してしまうことがしばしばです。恥ずかしいことです。
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