今日は法事で妻の亡父の実家である富山県高岡市に行ってきました。
そう早くもない朝、神戸の義母が来て、小さな愛車(ホンダインテグラ)で出発。駄馬なので5人乗りでは坂道が苦しそうです。天気はピーカン。ガラスを通してジリジリと紫外線が照りつけてきます。名神で米原まで行き、北陸道に。古戦場の賤ヶ岳で一服。トイレの入口の奥まったところでツバメよりはカラフルな鳥がつがいで巣を守っていました。実はすぐにエサを取りに行きたいのですが、我々がじっと狙って(?)いるので、親鳥が2羽とも巣を飛び立てなかったのでしょう。その後、敦賀あたりで日本海をちらりと見たあと、ひたすら北上し、尼御前SA(サービスエリア)で休憩。尼御前とは変わった名前ですが、歌舞伎の「勧進帳」に出て来る「安宅の関」の手前にあり、義経一行に入っていた一人の尼御前が自分が混じっていては感づかれるということで、ここの断崖から身を投げて死んだと伝えられているので、この名前がついたとのことです。裏にその岬の公園があり、SAから歩いて散策できます。
富山県の砺波で北陸道を降り、あとは国道を高岡へ。一度来ているのと、義母が乗ってくれているのでそんなに迷わずに墓につきました。墓は大人の背丈の
1.5倍ほどの高さがある結構立派なものですが、墓石のてっぺんにカラスが一休みしており、掃除を始める前に迷惑そうな顔をして飛んでいきました。残したセリフは「コンド来ルわ、飛んでいく」(?) 暑かったのではかはか参りました。
その後、宿泊先の和倉温泉に。加賀屋が日本一の旅館として有名ですが、加賀屋ではなくその裏の古びた旅館です。部屋は結構立派で、食事もよかったのですが、風呂はやや物足りません。申し込んだのが、JRの
WENS でしたので、その特典に「温泉めぐり」がついていました。これはよその旅館の風呂をタダで利用できるというもの。早速加賀屋に行きました。風呂は3階構造で、1階は普通。2階は露天風呂。3階は泡風呂で、これらの階はなんとエレベーターで行き来ができます。さすが。湯は塩水で顔を洗えばしょっぱいです。加賀屋さんには帰りバスで旅館まで送ってもらいました。さすが日本一と思いました。妻は「今度来るときは加賀屋ね」と感心していました。
夜は和倉の
YOSAKOIかいかい祭を見物。昭和45年に始まったというこの若い祭は、石川県内や県外(土佐のチームはすごかった)から踊りに来たチームが良さを競うのですが、若い人の多いチームの踊りはタケノコ族やホコテンのパフォーマンスに似ています。品はよくありませんが、結構面白かったです。リオのカーニバルと同じく、7/30
から 十月十日たった、5月生まれの人間が和倉には多いってことはないのでしょうか。