「古代史ミステリー傑作選」(石沢英太郎ほか;河出文庫)
石沢英太郎の「貨泉」ほか6名のミステリ作家の短編を集めたものです。貨泉はあの新の王莽の発行した貨幣のことですね。ほんとうに1枚落ちていませんですかね。新羽精之氏の「幻の馬は遥なる邪馬台に」は磐井の造が中国・半島では倭王として登場し、大和とは敵対的友好国として描かれています。なるほどこちらのほうが納得しやすいですね。どちらも北方騎馬民族(モンゴル)出身というところはちょっと疑問ですが、この作品が一番気に入りました。
森真沙子氏の「蘭陵王の闇」も凄くなまめかしくてゾクゾクして来るのですが、最後が今ひとつ弱いです。でもなかなかの秀作です。最後の中津文彦氏の「隠岐ノ島死情」は応天門事件を暑かったものです。早くに犯人はわかってしまいましたが、最後はさすがにうまくまとめてあってほっとしました。
本日は京都に行って伊勢丹・旭屋・ソフマップを「歴訪」。ソフマップではドラクエの最新作が平積みになっていました(もうはや売れ残り?)昨日、うちに新しいマシンが来ましたが、ルーターはあこがれのヤマハのネットボランチ
RTA52i です。モデムはついていませんが、この ISDN
ルーターを FAX にするソフトを買うか、普通の FAX
ソフト+モデムを買うか。値段的にはほとんど変わりませんので、ちょっと悩むところですね。ということで今日は旭屋で整形外科の本を買ったのみです。