◆読書
「紅顔」 (井上祐美子;講談社文庫)
祐美子さんの中国「時代劇」。なんと、明のとどめをさしたあの呉三桂を主人公に据えています。愛妾を李自成軍にさらわれたので怒りのあまり清と結んだだけと人非人のようにののしられる三桂ですが、明など滅んで当たり前の国ですから彼が山海関を開いてドルゴンを中華の地に迎え入れるときの心持ちにはさぞかし奥深いものがあったろうなと思っておりました。でも祐美子さんはさらに深いヨミをしております。途中で鄭成功・康煕帝も出て来てなかなか飽きさせません。読み応えがあります。
宗が滅びかけのときに「抗金の名将たち」が綺羅星の如く輩出したのに対し、明が滅んだときは大したエピソードがなかったな、と思っておりましたが、これでちょっと考えを改めなければならんと思ったことでした。
◆パソコン
大阪は梅田のソフマップに行ってきました。JR大阪駅の西隣、すなわち神戸線の高架下にそれはあったのです。開店3日めですからすごい人。入場制限をやっていました。中に入ると人がすごい。まともに歩けません。セカンドマシンの
CD-ROM がそろそろやばくなってきていたので安い DVD-ROM(I・Oデータ
DVD-AB8TE)を 9799円でゲット。レジを見ると 25人ほど並んでいます。トホホ。
それにしても女連れの客が多いですね、最近。今日は女性上位のカップルが多く、あちこちで
「これと DVD ソフトがついて 12000円やからさっき見たやつのほうが安いやん」
「これ8倍速メディアで 798円。こちらは 12倍速対応で
698円やからこっちのほうがいいみたいやけど、どうせ4倍速でしか書けへんのやから8倍速の方がミス少ないかも。2枚書き損じたらこんな値段の差ふっとぶえ」
などと男性を叱咤するおねえちゃんもあちこちで見かけました。もっとしっかりせんかい>オトコ