◆読書
「お金をたくさん稼ぐには。」(日下公人;三笠書房王様文庫)
お金持ちになれる人の考え方というか、日下氏の考え方をつづってあるエッセイ集です。
借金を律義に返すのは日本人だけというのは、目からウロコが落ちました。外国では国も人も借りた金は踏み倒すのが普通らしいです。円借款というのはほとんどが踏み倒される運命なのですね。律義に犯罪まで犯して借金を返そうとするのは、借金を踏み倒すのと人から金や場合によっては命を強奪するのとどちらが罪が重いかと考えたら全くバカげたことで、日本人以外には理解できない国民性らしいです。そう言われればそうですねえ。
バブルと高度成長との違いは結果がしぼむかそのままかで決まるだけ、というのにも目からウロコが。上昇期の真っ最中には誰にも予測がつかないということです。
ほかにも役に立つウンチクが満載で、経済に対する視野がさらに広がるいい本です。
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