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◆読書
「秘宝耳」(ナンシー関;朝日文庫)
先月急逝したナンシーさんの遺作。この前読んだ本は古本でしたが、これは新刊文庫本。遺作とは言っても週刊朝日の1999年4月〜2000年9月の連載分を収録したもので、ほんとうの遺稿は含まれていません。
この人の視点はシビア&シリアス&シニカルなので有名ですが、私に言わせれば結構フツーです。ま、言われている本人からすればマトを射ているだけにきわめてキツーイのかもしれません。
メインテーマがどうしようもないTV業界の批判ですからミモフタモなくなってしまうのですが、たくさんの「業界人」たとえばキムタク、山田邦子、大橋巨泉、松田聖子、三遊亭円楽、長島一茂、石田純一などをいつものごとくブタ切りいやブッタ切り。長島一茂、石田純一はバ○でかっこつけていてそれがバレバレなのを本人が気づいていないとかのくだりは心の中で拍手喝采。
それにしても人の悪口は耳あたりがよいですね(言わずもがなですが「耳ざわりがよい」は誤った日本語です)。でも有名人だけにしぼっておいた方が無難。あなたの身近なヒトの悪口を言うと刺される時代です。
それにしてもナンシーさんを毒殺したのは誰でしょう?