02.07.27(土)

 


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    ◆読書

    ベンチャーわれ倒産す―昔、大臣賞。今、自己破産。 (小学館文庫)

    ベンチャーわれ倒産す―昔、大臣賞。今、自己破産。 (小学館文庫)
    板倉 雄一郎

    社長失格―ぼくの会社がつぶれた理由 社長失格の幸福論 倒産体験 (宝島社文庫) 株に強くなる会社の見分け方 私の実践経済学
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     「ベンチャーわれ倒産す」(板倉雄一郎;小学館文庫)

     昔大臣賞をとったが、その後倒産して自己破産した著者の破産への過程を綴ったもの。著者はハイパーネットという昔有名だったあの無料プロバイダを立ち上げた人です。

     いいアイディアだったが、特許関係がしっかりしてなかったとか、ベンチャー事業に銀行からの融資を投入していたとかいうかなり根本的なミスを犯しておられたのが致命的だったようです。しっかりした財務担当のブレーンがいなかったのでしょうか。

     リスクテイクを自社で全部やっていたのも問題ですね。何もなかった自社に新しい事業部をつくってどんどん会社が大きくなれば、あちこちに齟齬が出るのは必定。アウトソーシングの活用が重要だということですね。著者がマスコミに担ぎ上げられて舞い上がったのも人間ならよくあることで、みなさん明日はわが身かも。

     とにかくいろいろ勉強させていただきました。私もベンチャー事業をいま立ち上げている最中ですから、反面教師をして参考にさせていただきます。著者も分析しておられますが、国のベンチャー支援をもっと充実させないといけません。もっともベンチャースピリットに欠けるお役人が判断する限りどうしようもないと思いますが。「金は出すけど口出すな」という支援を「なんでもかんでも規制じゃ〜」のお役人が決めてはいけませんよね。村上世彰くん(私の高校の同期生)あたりがやってくれると助かるんだけどなぁ。


 


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