03.02.10(月)

 


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    ◆医療を考える
     朝のTV番組「とくだね」で医療を考える特集を来週やるようです。何度も医療事故を起こす「リピーター医師」などの問題を扱うとか。そこで、番組のHPから投書してみました。

      投書欄

       医者になって19年めの者です。 リピーター医師の件ですが、病院の勤務形態にも問題があると思います。
       通常の病院の場合、当直医は常勤の先生が兼任していますが、当直の前後は通常の勤務があるわけで、最低でも32時間連続勤務となります。外科の先生などは当直明けに午後から何時間もの手術をこなし、術後経過が思わしくなければ当然その晩は病棟で術後管理をします。ミスを起こさない方が不思議です。
       私は内科だったのでこのようなことはあまりありませんでしたが、68時間連続勤務という経験は一度しました。勤務の最後のほうはどうなふうだったのか今ではほとんど憶えておりません。
       ということで看護士も医師と同じようなものですが、あまりにも勤務が常規を逸することがあることもリピートの一因だと思います。リピーターが必ずしも人格異常者というわけではなく、よく働く人ほど過労に陥りやすいわけですので、ミスの回数も増える傾向はあると思います(働かない人はミスを犯せないですね)。


    のようなことを書きました。アメリカのTVドラマのERでもエリザベスが徹夜で処置をしていて投薬ミスをする場面がありましたね。聴聞会で彼女は勤務体系の異常さを訴えるのですが、それが当たり前と思っている他の医師にはのれんに腕押し状態であったのが思い起こされます。

 


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