◆親父
今日は亡くなった親父の誕生日です。生きていれば 76歳になります。 海の上のピアニスト、いやエンジニア、つまり「機関長」だった親父は南極・北極以外のほとんどの国は行ったと豪語しておりました。 田舎の農家の末子に生まれたため、祖父から相続財産はないかわりに手に職をつけさせてやると言われて清水の商船大学に入りました。これが鹿児島の田舎での秀才がたどる典型的なコースだったらしいです。戦争が終わらなければ学徒動員にひっかかったかもしれませんが、在学中に終戦。卒業して飯野海運という会社に入り、世界をめぐっていました。これまた鹿児島出身の母と結婚して、便利なので神戸(寄港地)に居を構えました。これが私が神戸産の理由です。血は完璧に鹿児島人でごわすが、ソウル(魂)は関西人でっせ。
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