03.04.12（土）

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◆読書

　「踊る腹のムシ」（藤田紘一郎；講談社文庫）

　いつもの寄生虫本です。
　サナダムシとして有名な広節裂頭条虫はヨーロッパのもの（淡水系マスに寄生）と日本のもの（海水系サケに寄生）とは違うようです。症状も前者が激烈（マリア・カラスが55kg痩せた！）なのに比べ、後者はマイルドなようです。
　著者は何匹も幼虫を飲んで、腹に寄生させ（これを著者は妊娠と表現）、キヨミちゃんなどかわいらしい女の子（両性具有なんですがぁ）の名前をつけて悦に入っています。寄生虫学者って楽しそうでいいなあ？