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03.04.15(火)
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98000ヒット! どうもありがとうございます。
◆読書
「踊る腹のムシ」(藤田紘一郎;講談社文庫)
いいですねえ、寄生虫。寄生虫のおかげでワタシはアレルギー性鼻炎とは無関係です。でもギョウチュウの効果もそろそろ弱ってきたと思いますので、新たな寄生虫を飼わなければイカんと思うわけです。運良く日本海裂頭条虫にかかるといいのですが、そうはイカん。イカと言えば、アニサキスか旋尾線虫と相場が決まっているわけです。
アニサキスはイカに限らず 200種類以上の魚に寄生しています。もともとはイルカの回虫です。イルカやクジラが日本の近くでウンコして魚がそれを食って魚の筋肉に幼虫がいるわけです。
ヒトは宿主ではないのでヒトとは共存できません。刺身に潜んだアニサキスは苦し紛れに胃壁や腸壁にもぐろうとするのですが、本来の宿主でないので、頭しか食らいつけないわけです。
ヒトに生じる症状としては胃アニサキス症と腸アニサキス症があります。こいつが食い込むとかなりの痛みが生じます。どちらも痛いですが、前者の方が症状は比較的軽く(死にそうなくらい)、後者の方が重篤です(生きている心地がしない)。前者は内視鏡でつまんで取ることができますが、後者は手術(ヒトのひらき)でないと取れないことがあります。前者は痛み出したら苦し紛れに酒を飲むとアルコールで酔って(?)取れることがあるようです。
ま、刺身食べて上腹部に痛みがきたら一応疑ってください。酒飲んでください。でも胃潰瘍や膵炎だったら酒飲めば悪化するナ。
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