03.04.20(日)

 


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    ◆読書

    踊る腹のムシ―グルメブームの落とし穴 (講談社文庫)

    踊る腹のムシ―グルメブームの落とし穴 (講談社文庫)
    藤田 紘一郎

    講談社 2002-12
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     「踊る腹のムシ」(藤田紘一郎;講談社文庫)

     黄牛病という病気をご存じでしょうか。私は知りませんでした。狂牛病ではありませんよ。牛の病気で、黄疽のために牛が黄色く見えるんです。というのはもっともらしいウソで、「黄牛」というのは宮城県麻崎村にある地名です。ここの村の人に腹水や黄疽が出て衰弱死を来す奇病が明治以前から見られました。
     明治19年にこの病気で死んだ鈴木安右衛門という人が「死んだら解剖して調べて欲しい」という遺言を遺していました。解剖すると肝から数万匹の虫が出てきたということで、この病気が肝吸虫症であることがわかったのです。
     あとから淡水魚の刺身を食べて感染することがわかりました。じつはこの村には
    締切沼という沼があったのですね。変わった名前ですが、締め切りに追われてヤケ酒をあおり、肝臓を壊して黄疽を出している作家とはなんの関係ありません。
     ということで、
    コイのあらいやフナ・ワカサギ・モロコなどの生ものにはご注意を。最近は釣り人の中に川で釣った魚をそのまま焼かずに食べる人が多いらしく、この肝吸虫症は日本人のかかる寄生虫疾患の第三位を占めているとのこと。ほうっておくと死んじゃう病気ですから気を付けてください。すぐに病院に行って特効薬をのめば治ることもありますが、進行しちゃうと虫は駆逐されても、肝硬変や肝腫瘍で死ぬことがあるのです。 

 


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