03.04.30(水)

 


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    ◆マイ歴史観
     本日は
    壬申の乱です。
     大化の改新で一気にトップにまで浮上した中大兄皇子と中臣鎌足でしたが、内政の失敗と白村江の戦いでの惨敗により、大津に都を移します。今私が住んでいる大津市ですが、その湖西地区に都跡が発掘されていますね。まあ、大した都ではなかったんだろうなと思うわけです。
     即位した天智天皇は大海人皇子が
    同腹の「兄」ではあるが父親が違うという出自を気にして、実子の大友皇子にアトを譲ろうとしましたが、それがもとで大海人皇子連合に破れるわけです。
     天智天皇が
    父親違いの「兄」である大海人皇子に暗殺され、中臣鎌足は失脚します。大海人皇子は父親(おそらく渡来人)の力を背景にした知略優れた美丈夫であり、しかもおまけに忍者でしたから、落ち目の天智天皇側にはとうてい勝ち目はありません。あっさりトップの首を取られてしまったのですから、鎌足もどうしようもなかったわけです。
     この事件はこの国に皇位簒奪の事実という深いキズを生むわけで、天智系がまた皇位に返り咲くのは桓武天皇まで待たなくてはいけません(シスターコンプレックスで有名な聖武天皇も天武系ですが、天武系は天武系の女帝によって自ら滅びるわけです)。 


 


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