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◆画像診断を考える
「画像診断を考える」(西村一雅、南
学、下野太郎;秀潤社)
昨日の続きです。私の心配は「画像が読めるドクター」方の実像を知らない人たちが多いということに依拠しています。
私自身、医者になって1年めに西村一雅先生と出会い心酔してしまったのが、この道にのめりこんでしまったきっかけですから、上のような方々の不幸さがなかなか理解できないのです。無理に考えてみましょうか。
対策1:漫画でこのようなスーパー診断医を登場させるというのはどうでしょう。若い人々に放射線科医になってもらういいきっかけになるかもしれません。
たとえば「スーパードクターK」という漫画がありましたね。ところが、薬液の入った注射器をハダカの体にまとったマントに隠すなど、不潔の極みです(注射器の中に混入された細菌が体温で暖められ注射器内で繁殖しているはず)。とてもまっとうな外科医とは言えません。心室内腫瘍のことを正反対の疾患の「心室瘤」と呼んだり、その実力のなさはまったくのトホホなので、逆効果でした。それとも逆に「こんな外科医は世の中にはいないだろう」ということを言いたい漫画なのかな、と隠された意図を推し量ったりするのですが、やはり作者のカンチガイなんでしょう。
最近は「BJによろしく」という漫画のために医者になる人がますます減っています。まさにふんだりけったりです。日本の漫画家はもっと考えてくれい!
対策2:映画。あ、リアリティの全くない「白い巨塔」・・・ この話はやめましょう。
対策3:スーパー診断医探索ツアー。JRさん、考えません?
対策4:フリーのライターの方をそそのかし、彼らの偉業を長期間記録する。ドキュメンタリーとしてどこかのTV局に売る。NHK(日本薄謝協会)の「プロジェクトなんたら」のような渋いドラマになれば、すごいかもしれません(視聴率のことは考えたくない!)。
対策5:あなたが考えて私に教えてください。^^;
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