12万と2800ヒット! どうもありがとうございます。
◆読書
「サラリーマンIT道場」(大前研一;小学館)
IT時代に重要なものは語学、ITリテラシー、知的付加価値を生み出す頭脳であるということで、入れ物ばっかりつくっても古くなるだけ、という主張には非常に納得させられます。ITバブルの終わったあとに書かれた本で、IT不況はITそのものの重要性を否定するものではなく、欧州の携帯電話会社が需要予測を大幅にはずしてしまっただけにすぎないと喝破しています。政府がIT予算をITゼネコン(?)にばらまいていくら笛を吹いても、ITというのは使う人は使う、使う必要のない人は使わない。使わない人に、使うようにさせられるものではありません。日本のシステム会社が、いかに世界標準から外れているか、という記載にも心底寒くなります。わけのわかないものが無知なものと政府をだまして使わないものを売りつける・・・和田アキ子の歌ではないが、その金を払っているのはアナタ〜
インターネットで外国企業の経理部門などを担当する企業が、アイルランドなどにあるようですが、台湾に日本のコールセンターなどを作れないか、という発想は目新しいです。サービス自体をインターネットで輸出できるわけですね。あるいはインドのようにIT技術者を国が計画的に育て、人材(人財)として輸出すると。日本には語学の関係で難しいようです。人材育成には徹底的に英語とIT技術とを教え込む学校教育が必要(そのためには今のシステムで育成された教師はほとんど解雇!)です。こういう学校を高校卒業以降のレベルでは遅すぎるので、中学かせめて高校のレベルでつくれないかと思います。
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