04.05.29(土)

 


     14万と2200ヒット! どうもありがとうございます。

    寒山拾得図
     というマカ不思議な絵があります。室町時代に狩野元信が書いたと言われる画絵ですが、寒山と拾得とはいったい誰であるかさっぱり忘れていました。
     中国の唐時代の豊干禅師という人は天台宗の坊主ですが、虎に乗って周囲を驚かすという奇行で知られていたそうです。肉食の禁じられた寺院(国清寺)で肉食獣を飼うというのはエサはどうしていたのか不思議でしたが、やっぱり小坊主でも食わしていたのでしょう。
     拾得は豊干に拾われたことからその名があるそうで、つまりその前は名無しか大した人物ではなかったということでしょう。その拾得が残飯を与えたのが詩人の寒山ということです。やっぱり詩人って身分的には最低なのね。
     寒山拾得図は二幅の絵で、右の一枚に虎の背に座る豊干を、左に箒をもつ拾得と談笑する寒山を描いたものです。
     前ふりが長いのですが、今日の昼食は「拾得」というラーメン店でした。ほとんどのラーメン屋はチャーシューが字義通りの焼き豚ではなく煮豚です。子どもの時に母親が作ってくれたラーメンはタレ付きの焼き豚が乗っていて、やはりあれがほんとうのチャーシューメンだよなといつも不満に思っていましたが、ここの店は端っこの脂身の部分を炙って焦がしています。焼き鳥のような香りがして香ばしいのですが、みごとに途中で飽きました。うまければ煮豚でいいや。これから文句を言わないようにします。


 


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