04.07.28（水）

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◆読書

　「寄生虫が嗤う危ない話」（白坂龍曠；青春出版社）

　地球温暖化により南極の氷が溶けて・・・うんぬんの話は聞きますが、日本が亜熱帯化することにより、寄生虫の生態系も変えり、マラリアが発生するだろうと。もしそうなっても、世界で一番患者数の多いのは寄生虫症ですが、無理に殺さずに寄生虫との共生を考えるのがよいとのお言葉。
　著者は東京女子医科大学熱帯医学教室の主任教授で現在は名誉教授です。戦後の日本では専門の寄生虫があっというまに駆除されて国内では仕事がなくなってしまい、商社の海外出張者をおっかけて海外を回っていたというのは面白いですね。