15万と2500ヒット! どうもありがとうございます。
◆読書
「成人病の真実」(近藤誠;文春文庫)
昨日に続けて内容を紹介します。 第二章は高コレステロール血症について。
1997年に日本動脈硬化学会が定めた基準は血中コレステロール値が
220mg/dl以上です。でも福井市で行われた大規模調査(37000人、5年間前向き調査)ではコレステロールが低いほうが死亡率が低かったのです。別の調査でもスタチン剤はコレステロールも下げるが生存率も下げる(癌の発生率が増える!)という結果が出ています。脂肪率が低いほうが死亡率が高いとは小太りの方バンザイですね。あ、私もだ。バンザイ。
この基準も薬価の高いスタチン系のコレステロール降下剤をもっと売って儲けたい製薬会社と同学会のコラボレーションによるもののようです。医療費を節減するのに鬼のようになっている厚生省、もっとがんばれ!
前章と同じく、この本には作成委員会当人たちの氏名のリストも載っています。
現在、コレステロール降下剤をのんでらっしゃる方はこれらのお方の名前をお札に書いて・・・どうするかはご自由です・・・
どう、とってもおかしな話でしょ? 明日は糖尿病の話だ!
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