04.09.24(金)

 


     15万と6600ヒット! どうもありがとうございます。

    ◆BE・KUWA
     月刊むしの10月増刊号にあたるBE・KUWA12号ですが、各地のオオクワの関連図が載っていました。ミトコンドリアDNAからの遺伝子地図ですが、見てびっくり。
     国産オオクワ、朝鮮オオクワ(いずれも Dorcus hopei binodulosus)とその原名亜種であるホペイ(Dorcus hopei hopei)とが近縁であることは周知の事実ですが、その次に近いのはグランディス(Dorcus grandis grandis)だそうです。クルビデンスと違うんかい! ついこの前まで国産オオクワは Dorcus curvidens binodulosus と呼ばれていたのですよ。
     この特集では国産オオクワ(Dorcus hopei binodulosus)とホペイ(Dorcus hopei hopei)、グランディス(Dorcus grandis grandis)が1群を形成し、その次に近いのがクルビデンス群とアンタエウス群で、最も遠いのがパリー(リツセマ)群だそうです。なぜかシェンクリング(
    Dorcus Schenklingi)は無視ですが、シェンクリングはコクワガタに似ているのでオオクワに入れずに大コクワにでも入れるのでしょうか?
     パリーが遠いのはわかる(どっちかというとヒラタに似ています)のですが、なぜアンテとクルビが同じような距離なのか(アンテは国産とは大違い、クルビは酷似)。つまり外見はあてにならないということですね。アンテがアケボノだとするとクルビは朝青龍ということかな。


 


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