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◆読書
「クラシック千夜一曲
―音楽という真実」(宮城谷昌光;集英社新書)
中国古典文学の雄、宮城谷昌光さんのエッセイです。題材はクラシック音楽。珍しいです。
氏の文章は漢字の音(おん)にすごくこだわっておられますが、音楽がお好きだったことによるわけですね。
千夜一曲という題名ですが、実際は十曲です。白髪三千丈ののりでしょうか。有名な曲が多いのですが、プロコフィエフの「三つのオレンジの恋」とかミヨーの「プロヴァンス組曲」などを取り上げておられるのがおもしろいです。この2曲は通しで聴いたことはありません。
それぞれの曲で誰の演奏がいいかも書いてあって、なかなか楽しめます。
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