17万と4600ヒット! どうもありがとうございます。
◆読書
「薔薇盗人」( 浅田次郎 ;新潮文庫)
大好きな浅田次郎さんの「薔薇盗人」・「あじさい心中」・「死に賃」・「奈落」・「佳人」・「ひなまつり」の6編からなる短編集。人生の哀歓をいつもの巧みな筆で描いた愛と涙・涙・涙の浅田節。
全体的な得点からは「月のしずく」の方が上だと思いました(もちろん「鉄道員」は別格・・・映画がイマイチだったのが残念)が、しみじみとして余韻は十分。
表題作の「薔薇盗人」は三島由紀夫の「午後の曳航」のパロディとも言えます。でもこれはこれのみでも楽しめますね。途中ニヤニヤしながら読んでしまいました。
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