05.01.12(水) 

 


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    ◆読書

    「国家破産」以後の世界 (ペーパーバックス)

    「国家破産」以後の世界 (ペーパーバックス)
    藤井 厳喜

    ドンと来い!大恐慌 (ジョルダンブックス) ハイパーインフレサバイバル読本 警告編 預金封鎖 実践対策編 (祥伝社黄金文庫) 永久国債の研究 (光文社ペーパーバックス) インフレであなたの生活が破綻する
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     「国家破産以後の世界」(藤井厳喜;光文社)

     私の好きな国家破産ネタの本です。すべての国民がこれを読めば国家破産は防げると思いますので、自信をもってお薦めします。
     日本は官僚を頂点とする公務員天国です。
     
    平成13年度国民経済計算年報によれば1人あたりの人件費は公務員1018万円/年と最も高く、次に公営企業(ガス・電気)の795万円、輸送用機械(トヨタ含む)が629万円ということです。日本の公務員数は 380万人でその人件費だけで年間 38兆円と税収に近い金額を使っているのです。赤字国債がかさむわけです。
     国家破産が起これば、サラリーマンのみでなく公務員は全員失職するわけ(優秀なものはある程度残るでしょうが)で、明治維新(武士の解雇)以後最大の大量失職事件になるでしょう。わくわくする方もいらっしゃると思います。
     少なくともネバダレポートで示されたように、公務員の総数を7割にし、給料は3割、ボーナス・退職金は10割カットになることは確実でしょう。国家破産する前にこれらを実行すればカナダのように破産を免れることができるかもしれません。
     中国の科挙制度のように高級官僚を採用している日本。
    科挙は国を滅ぼす元凶として中国ではすでに廃止されていますが、日本でも高級官僚の選び方を変える時期ではないでしょうか。アメリカに追いつけ追い越せと目標のあったときは官僚制度というのは非常に有効でしたが、今の時代には一度みんなゼロからやり直した方がいいと思います。 


 


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