05.06.05(日) 

 


     20万と2700ヒット! どうもありがとうございます。

    ◆遠隔画像診断
     遠隔画像診断の料金についてですが、日本で最初に始められた方が1件あたり 3000円と料金設定をしたので、それをみな踏襲しているのが現状です。
     この料金の根拠は CTとMRI については
    断層画像診断料というものが健康保険で 450点(4500円)算定できることによります。医師が画像を読影すればこの点数を算定できる(患者さんから3割ほどいただいて保険から残りがおりる)わけです。この点数は医師であれば誰でも取れるのです。ですから通常は検査を依頼した医師が読影も行っていることが多いです。ただ、自信を持って診断できる分野しか検査を依頼しない医師も多く、患者の訴えに十分応じられないこともあるでしょう。専門外の疾患が想定される場合は検査を行わないということですが、患者の訴えを無視し、正当な検査を受ける患者の権利を侵害していることになりかねません。
     といって専門の読影医を雇うとコストがかかります。CTやMRIの件数はその分増えるでしょうが、コスト増に見合うだけのメリットが実際あるかどうかは疑問ですし、実際に読影医が来てくれるかどうかも疑問です。現在は大学の改変に伴って、どの科の医師も赴任先の病院から撤退することはありますが、その逆はまれですから。
     そうした施設でも遠隔画像診断を導入しますと、必要な分だけの料金を払えばいいわけですからメリットがあるわけです。検査料以外に保険で加算される断層画像診断料以内の金額で利用できますので、デメリットはほとんどありません。



 


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