05.06.14(火) 

 


     20万と3900ヒット! どうもありがとうございます。

    ◆読書
     
     「チャートでわかるがん治療マニュアル」(平岩正樹;講談社)

     TVなどで高名な抗癌剤治療の名手である平岩先生の本です。患者さん向けの本ですが、内容は高度であり、医師にも役に立ちます。
     抗癌剤にまつわる誤解などを平易に説明しておられ、末期癌患者のQOLを高めることに実際に貢献しておられる著者のハウツーが惜しげもなく披露されています。若い医者はこれを読むと自分もやってみたいという崇高な使命感に襲われるのではないでしょうか(私でもちょっとは起きますもん)。
     
    日本のほとんどの医師の抗癌剤の使用法は間違っているということがどうして問題にならないのでしょうか。それは医療行政で使う量が決められているからとマスコミがこのあたりのからくりをあばかないばかりか、行政側について医師を攻撃するばかりだからです。抗癌剤のように人によって効く量が違うものを保険行政の観点から量を恣意的に決めているので効きすぎる人は副作用が強く出て、ばかなマスコミが大騒ぎをしますし、足りない人には気休めの効果しかないのです。ですから日本の抗癌剤治療の結果は欧米より悪いわけですね。まずは行政とマスコミのアホタッグ(結構強力です;こいつら恥を知らんからな〜)をぶち破らないといけません。



 


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