05.06.29(水) 

 


     20万と6400ヒット! どうもありがとうございます。

    ◆読書
     「戦略プロフェッショナル」(三枝 匡;日経ビジネス人文庫)

     戦略系の経営コンサルタントの実業務を実際に起きたことをもとに説明した小説仕立ての指南書です。
     ここでの事例は病院内での臨床検査の自動検査機器の売り込み方です。私などは病院にいたときにこういう機械のメリットはよくわかっていたので、この機械が売れない理由は見当がつきました。
     主人公が打ち出した対策もリーズナブルなものでよく理解できました。つまり検査機器を売りっぱなしにするのではなく、機器はタダで置かせてもらい、その機器用の検査薬を通常より高く設定して(しかもライバルより安く)、機械の代金はその差額で充当する。つまり使えば使うほど早く機械が病院のものになるわけです。機械の代金が回収された後は検査薬は通常の値段に設定しなおされます。
     うちの遠隔画像診断機器についてはリースではなく無償提供しているのは似た観点から行っているものです。しかし、資産計上したりするとめんどくさいので所有権は移転せず、いつまでも無償貸与ということで置いてもらうことにしています。病院様にいずれ差し上げてもいいのですが、普通のパソコン(ソフトが特殊なだけ)、プリンタ、スキャナ、ルータだけですから、金額としてはしれています。それでもわざわざ買いたがる病院様もおられるので、ちょっと理解に苦しむところです。



 


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