21万と700ヒット! どうもありがとうございます。
◆クーラウ
Naxos レーベルのCDは安くて面白いものがあるので好きです。
「クーラウ作曲 フルートとピアノのためのソナタ 作品83」
フレデリック・クーラウ(1786-1832)はドイツ生まれの作曲家・ピアニストだそうです。ピアノの練習をする人たちが教典として学ぶ「ソナチネ・アルバム」に収録されているだけの存在として有名なようですが、このCDには「フルートのベートーベン」と呼ばれたこともあったと書かれています。興味を持って(持たされて)買いましたが、これがなかなかの佳曲です。
クーラウの活動期はベートーベンやシューベルトとほぼ重なっています。「魔法のハープ」、「ルル」、「エリーザ」などのオペラも書いているようです。
この「フルートとピアノのためのソナタ作品83」は同じ作品番号で3曲(それぞれ3楽章からなる)が収録されています。なかなか典雅な(でも一流貴族ではなくて男爵級?)ターフェルムジークと言った感じで、リラックスして聴けます。ベートーベン・シューベルトのような重さはまったくありませんが、なぜ彼が「フルートのベートーベン」なのでしょうか。どちらかというとモーツァルト風です。ベートーベンがフルートソナタを書かなかったからでしょうが、ベートーベンがこんなヤワイの書くかい! たぶんフルート界の大御所くらいの意味なんでしょうが、違和感ありますね。
|